今回は現在使っている音楽道具をひとつ紹介したいと思います。
大工さんや、きこりの必須アイテム「のこぎり」
「のこぎり」は切るだけじゃなく、「演奏」できるって知ってました?
のこぎり
いわゆる、日本に昔からある両刃ののこぎりでなく、西洋タイプののこぎりですね!
ミュージカルソウとかミュージックソウとも呼ばれています。
マイナーではありますが、最近はパフォーマーの方が使われていたり、テレビで放映されることもありますので、結構目にしたことのある方も多いのではないでしょうか?
自分が初めて見たのは、子供の頃に行った広い公園での演奏でしたねー。
公園をボケっと歩いていると、遠くから演奏の音が聞こえてきます。
その公園は、ミュージシャンやパフォーマーなどが弾き語りやジャグリングなんかを結構やっていたりする公園だったんで、違和感は特になかったんですけど、近くを通り過ぎるときに「んっっ?」ってなりました
( ゚ ω ゚ ) ! !
のこぎりを鳴らして昭和歌謡を奏でているおじさん。
「うおぉーっ、すげ~!」ってなりましたねー
子供で物知らずの当時の自分には、けっこう衝撃でしたよね~
ステキな音でるのよ~
大道芸的ルックスを持つこの楽器、パフォーマンス的な楽しい音も奏でますが、見た目とはうらはらに繊細で美しい音も奏でます。
効果音的な使われ方もしたりして、よく知られているのは、幽霊が出てくる場面で「ヒュウ~~、ドロドロドロ」っていう音ありますよね。
その「ヒュウ~~」部分をのこぎりでやっていたりします。
バイオリン等の弓で鳴らす演奏法と、マレットで叩いて鳴らす演奏法が一般的になっています。
のこぎりの種類
上の写真ののこぎりは演奏用に製作された自分が使用しているものの中の1本です。
目立てされていないだけで(ギザギザの刃はあるが、切れるように研がれていない)、工具で使用するものと構造は同じです。
工具で使用するものと構造は同じなので、モノホン工具で演奏する方も当然います。(自分も所持しているのこぎりの半分は工具用のこぎりです)
ただ、演奏する際に、刃の部分を指で曲げて音階を変化させるのですが、ガチの工具は鉄板の強度がハンパないのが多くて、指が死にそうになるモノもありますね(笑)
ちなみに工具メーカーから演奏用に発売されているものもあったりもします。(これは多分、のこぎりプレイヤーのオファーによるコラボレーションではないかなと思います)
のこぎりプレイヤー
関西ですと「横山ホットブラザーズ」さんが有名でしょう。
お~ま~え~は~あ~ほ~か~ のアレです。
関東ではあまり、なじみがないかも?
それから、「サキタハヂメ」さんもテレビ等出演されていましたので、目にした方もいるかもしれませんね。
なんとこの方、アメリカで行われた「ミュージカル・ソウ・フェスティバル」で2度もグランプリ受賞なさってます!
そして、のこぎり音楽で自らの楽曲も制作されています。
すごくすばらしい曲ばかりなので、のこぎりの音に興味がある方は必聴です。マジで良いですよ!
「しがのこくらぶ」の” 稲山 訓央 ”さんは、オリジナルののこぎりの制作もしておられました。この方の作製されたのこぎりは、ステンレス製で、錆びにくく、やわらかく操作性が良いものとなっています!私も以前に一本購入させて頂きましたよ!
” 八代目 都家 歌六 ”さん、” ソーヤー谷村 ”さん、といったベテランプレイヤーもいらっしゃいました。
ソーヤーさんもオリジナルのこぎりの制作販売しておられました。
確認はできませんでしたが、活動時期と活動地域から考えると、わたしが初めて公園で聴いたのこぎりはソーヤーさんだったのではないか?と思っています。
都家 歌六さんは噺家ですので、寄席に出演なさっていました。
以前、新宿末広亭で貫録のビブラートを聴かせていただきました!
つかみで
「弦楽器とか打楽器とかあるけど、のこぎりは何楽器だか知ってる?」
「のこぎりは、勘で弾くからカン楽器」
とか言ってましたね(実際のところは弦楽器)
(^_^)
そして故人で忘れてならないのが、上の写真ののこぎりの制作者でもある「チャーリー・ブラックロックさん」でしょう。
カリフォルニアのこぎり音楽協会会長を務め、のこぎり音楽の普及に大変貢献された方です。
本当に一度お会いしたかったです。
チャーリーさんの作ったのこぎりはプレイヤーの中では評価が高いように思います。
いわゆる名機というやつでしょうかね。
ソーヤーさんもオリジナルのこぎりの制作販売しておられました。
確認はできませんでしたが、活動時期と活動地域から考えると、わたしが初めて公園で聴いたのこぎりはソーヤーさんだったのではないか?と思っています。
都家 歌六さんは噺家ですので、寄席に出演なさっていました。
以前、新宿末広亭で貫録のビブラートを聴かせていただきました!
つかみで
「弦楽器とか打楽器とかあるけど、のこぎりは何楽器だか知ってる?」
「のこぎりは、勘で弾くからカン楽器」
とか言ってましたね(実際のところは弦楽器)
(^_^)
そして故人で忘れてならないのが、上の写真ののこぎりの制作者でもある「チャーリー・ブラックロックさん」でしょう。
カリフォルニアのこぎり音楽協会会長を務め、のこぎり音楽の普及に大変貢献された方です。
本当に一度お会いしたかったです。
チャーリーさんの作ったのこぎりはプレイヤーの中では評価が高いように思います。
いわゆる名機というやつでしょうかね。
ここで紹介した方以外にも全国で演奏活動なさっている方々がまだまだたくさんおられます。どこかの機会でお会い出来たらうれしいですね。
この記事を機に、実用的(音楽使用という意味で)な自分の所持している「のこぎり」を改めて見直してみたら、21本もありました(笑)
結構、音階や音質がそれぞれ違うので、そこの部分の深掘りを、そののこぎり達と共に別の機会に紹介したいなと思います。
試奏動画もあげていく予定でいますのでお楽しみに!
つづき・・・カレーは飲み物。のこぎりは弾く物。(2)のこぎりを奏でるために必要な道具
この記事を機に、実用的(音楽使用という意味で)な自分の所持している「のこぎり」を改めて見直してみたら、21本もありました(笑)
結構、音階や音質がそれぞれ違うので、そこの部分の深掘りを、そののこぎり達と共に別の機会に紹介したいなと思います。
試奏動画もあげていく予定でいますのでお楽しみに!
つづき・・・カレーは飲み物。のこぎりは弾く物。(2)のこぎりを奏でるために必要な道具
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